ホースセラピーのよさについて、経験をふまえてお伝えしていきます。

 

ある女の子のケース

当時私が担当していたのは10代後半の拒食症の女の子でした。

最初に会った時は、挨拶しても話しかけても返事もなく、目も合わせてくれず、馬に乗ってるときも無表情で、何も感じてなさそうな感じでした。

回数を重ねる度に乗馬も少しずつ上達し、内容も進んでいくにつれて、彼女にも少しずつ変化が表れてきました。

時々こちらの問いかけに返事を返してくれるようになり、目にも少し力を感じるようになってきました。

変化が始りだしてからの彼女はどんどん変わっていき、表情もだいぶ出てきて、会話ができるようになってきました。

もちろん乗馬の腕前の方も上がり、駈歩(かけあし)で気持ち良く走った後は、明るく清々しい顔つきに変わっていました。

その後の彼女は将来の夢も語れるようになり、今では普通に仕事をして生活しているようです。

全ての人がこの子のように変化するとは言えませんが、実際に私が担当して接してた中でこの変化を目の当たりにすると、馬と接したり乗ることの影響力に驚かされます。

馬を通しての活動で、1人でもこの事例と同じような変化があれば嬉しく、この活動を続けるにあたり励みにもなります。